2009年06月06日

『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』観た感想

★★「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」

ギョエェェー! すごーい!

テレビで美しい男たちの映画…って宣伝しまくりだからさ、
内容にあんまり期待はしてなかったけど、
ストーリーがたいしたことなくても、
見た目はそれなりに楽しませてくれるのかと思ってた。

されど、でもー、想定外の作品だった!
見るに堪えないシーンの連続なのだ!!!
このビミョー感はすごい!

これはオトコの映画だよ。男性専用。

こんなの女の子が見たらどーなるんでしょーよ???
アタシみたいな繊細な女性は、少なくとも食後は見ない方がいいよ。
キムタクの顔…CGだと思うけど、正視できないシーンあり。

キムタクって、テレビでも映画でもいっつも同じキムタク。
あの、「いわゆる自然体の語り口」が鼻について、
どうにも好きになれないんだけど、
この作品では、メチャメチャな扱いをされてて、
台詞も英語だから、今までで一番「マトモ」なキムタクだった。

海外の監督はキムタクだろうが、情け容赦ないね。
少なくともキムタクに関しては今までで最も「自然体」の演技。

あと、イカレた連続殺人犯の芸術作品がエグかった!
もう、これってスゴ過ぎ!

結局ストーリーは訳わかんない。
キムタクってキリスト?
金粉まみれって聖人か?
奉仕の精神の聖者には見えない。

主役はジョシュ・ハートネットだけど、
この人物の描写もまだるっこしい。
探偵に見えないんですけど…。

イ・ビョンホンは、ヤクザにしちゃ、甘すぎ。
女で目の色変えるな!

愛人役が監督の奥さんだっていうけど、
全然魅力的に見えなかった…。

「ノルウェイの森」の監督らしいから、期待されちゃったよねー。
でも、この映画はこうなっちゃったけど、
このぶっ飛んだ才能で、きっと、ずっと、
「ノルウェイの森」は期待できるかも???

【あらすじ】
(象のロケット『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』より引用)
過去のトラウマに怯える元刑事の探偵クラインは、行方不明の青年シタオの捜索のためLAからフィリピン、香港へと飛ぶ。 知人の香港警察メンジーが目の敵にしているマフィアの重鎮ス・ドンポの愛人リリは、拉致され気を失っているところをシタオに助けられる。 シタオは他人の痛みを引き受けるという不思議な力を持っていた…。 サスペンス。 PG-12

posted by ミカ at 23:51| Comment(2) | TrackBack(3) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ガマの油』を観た感想

★★★ 『ガマの油』

世界の役所広司が監督した作品。
日本中が期待してるのかも…。
極めて日本的な映画だと思う。
なんてったって「ガマの油」は日本のモンだしね。
なんか、インドにもいそうだけど…。
あ、あれはヘビだった!

女連れのガマの油売りのおじさんが、
仏壇を大切にとか、大切なことを少年に熱く語るんだけど、
この少年って、株屋のお父さんなのかしら。

益岡徹の油売りは単独なら素晴らしいけど、
やたら登場する油売りおじさんが別世界の人過ぎて、
本筋のストーリーの流れを邪魔してたような気がする。
あんまりファンタジーっぽく見えないのだ。

とはいえ、本筋のストーリーは良かった。

少年院を出た男の子が荒削りだけどいい子で好感持てた。
この少年は、拓也のこと一生忘れないだろう。

役所広司と小林聡美が、息子の思い出を語るシーンは、
2人が泣いていないからこそ、泣けた。
観客が泣くシーンって、こうじゃなきゃ!って思った。
登場人物が泣いていて、もらい泣きする映画はたくさんだ。
これはさすがだと恐れ入った。

息子:拓也の彼女:光がおおらかに弾けてて、
彼女はとっても元気よく頑張っていたんだけど、
この女の子が、どー見ても瑛太とは不釣り合いだった。

ひとりひとりはとってもいいのに、
集まるとどういうワケか、ちぐはぐな印象を受けた。

役所監督の次回作に期待したい。

【あらすじ】
(象のロケット『ガマの油』より引用)
大学生の拓也は友人のサブローが少年院から出所するのを迎えに行く途中で交通事故に遭い入院。 拓也の父・拓郎は、拓也の携帯にかかってきた、恋人・光からの電話に出てしまい、思わず拓也のふりをして話をしてしまう。 その後も光は何の疑いもなく、無邪気に電話をかけてくるのだが…。 ヒューマン・ドラマ。
 
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2009年06月02日

『ターミネーター4』試写会で観た感想

★★★★★ 6/1 @中野サンプラザ

「ダークナイト」がメチャメチャすごかったクリスチャン・ベイルが主役と聞いて、
期待度5つ星で胸膨らませて出かけたよ。

鑑賞した感想は、確かに5つ星だと思う。それは間違いないけど、
あまりに自分の中での期待が高すぎたから、ちょっとマイナスもありかな。

前作ターミネーター3では、気弱でショボかったジョン・コナーが、
急にこんな堂々とした戦士に成長するとはとても思えない。

これは、クリスチャン・ベイルが悪いんじゃなくて、
前回のキャスティングがイマイチだったんじゃ。
ショボい少年が成長する話ではあったにせよだよ。

今回ジョンは、その堂々たるカリスマ性で全抵抗軍の心を鷲づかみにした。
みんなを説得する彼の演説はよかったよ。
生れながらの伝説のリーダーって貫録があった。

でも、彼の上に頭の固い上官がいっぱいいて、
その立場関係がよく分かんなかった。

食糧や水をどうやって調達するのか、謎だ〜。
その辺、興味あるな〜。

ジョン・コナーの妻は凡庸な美人で印象に残らなかった。
妻役は前作3の女優の方がよかった気がする。
サラ・コナー的な強さに欠けるよ。

人間の味方なのか機械の味方なのか、よくわからないマーカス。
彼がもう一人の主役だった。
彼の恋物語は、もっと発展させて欲しかった。
彼がこの世界へ来た経緯をもっと詳しく知りたかったな。

カイル・リース役が次世代スターのアントン・イェルチン。
初々しい戦士役で好感持てた。

あと、一緒にいたちっちゃな女の子が可愛くて、
この子がカイルの恋人に成長したら面白いのにと思った。
でも、カイルの恋人はサラ・コナーになるんだよな。

アタシの頭じゃ、ジョンとカイルの時間関係って理解できない。
カイルは過去へ行って、サラ・コナーと出来ちゃうんだよね。
そしたら、ジョンって遺伝子的には2人存在するんじゃないの?
もう一人の父親って存在しないのかしらん?
うぅ〜、卵が先か、鶏が先か、
メビウスの輪になっちゃいそー。
誰か説明してくださいな。

音楽にはちょっとガックリ。
結局最後まで、お馴染みの名曲の全演奏は聴けなかった。
ところどころ、ダダッダダダン、っていうのだけは流れるけど、
来るぞ、来るぞ、と思わせといて、結局来なかった!
全部聴きたいよー。何でー?

そう、それで、そのダダッダダダダンで、
シュワちゃんのターミネーターが登場するんだけど、一瞬で消えた。
何だったんだ、あれは?
せっかく出たんなら、ちゃんと活躍しろよな。

ターミネーターで一番面白かったのは2だった。
今回の4は3よりは面白いけど、2には負けるね。
次回はまた数年先?
もっと早く観たいなー。

文句は多くなっちゃったけど、面白かった。
でも、正直なところ、『スタートレック』の方がもっと面白かった。

クリスチャン・ベイルに期待しすぎたかな。
でも、次回も彼が主役でいいと思う。
もう少しユーモアも入れて欲しかった。
人類の未来かかかってる大決戦で、大変なのはわかるけどサ。


【あらすじ】
(象のロケット『ターミネーター4』より引用)
2018年。 人類滅亡を狙う機械軍(スカイネット)が起こした核戦争<審判の日>から10年。 抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーは、自分の父親となる今は少年のカイル・リースの命をスカイネットが狙っていることを知る。 ジョンはカイルと行動を共にしていたという正体不明の男マーカスと出会い、彼と共にスカイネットの心臓部への侵入を決意するが…。 傑作SFアクション第4弾。

posted by ミカ at 17:24| Comment(0) | TrackBack(14) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月01日

チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ

★★★ 「スラムドッグ$ミリオネア」はボリウッド映画じゃないけど、インドが舞台だし、
この流れで、正統派のボリウッドも観なくちゃね、と思ったの。
あんまり期待はしてなかったけど、ダンスに興味あったし。

冗漫なゆるーい流れで、このままラストまで行くのかと思ったら、
時計を何度も見たくなった。 長い〜!!!
単純でわかりやすい善悪と、先の見えるストーリー。
でも、我慢して観ていたら、何となく流れに乗れたっていうか、
バカバカしい場面に結構笑えたの。

主役のオッサンもヒロインの美女も、きっとインドじゃ大スターなんだろう。
スターの輝きが、確かにあった。特に美女オーラ強し!

お師匠さんがなぜあんなに強いのか?
料理人はみんな強いの?
このオジサン、貫録あったよ。

せっかく料理人なんだから、もっと料理のシーンも観たかった。
インド料理、中国料理も見たい。

途中のダンスがいやはや笑っちゃう。
慣れたら、これはこれでイケちゃうのかしらん?

ラストまでやっとこぎつけて、めでたしめでたし…。
ところが、これは続編作るって感じの「締め」だった。
もういいよー。

デートじゃなくて、年長者と行くといいかも。
お義父さんとか喜んでくれそうだ。
帰りにインド料理ご馳走してもらえたら、ラッキー!

あ、忘れてたけど、インドから中国へ行くお話で、
中国のワルがなぜかヘンな日本人。
きっと、違いがわかってないんだろうね。
インドから見たら同じイエロー人だし。


【あらすじ】
(象のロケット『チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ』より引用)
インド・デリーの繁華街チャンドニー・チョークの料理人シドゥは、中国から来た二人組から、自分が中国の英雄の生まれ変わりだと言われその気になってしまう。 彼らは村を支配している残忍なギャング北条を、シドゥなら倒せると思い込んでいた。 そんなことまでは聞いていないシドゥは、喜び勇んで中国へ旅立つのだが…。  ボリウッド版マサラ・カンフー・アドベンチャー。

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2009年05月31日

『真夏のオリオン』試写会で観た感想

★★★★ 5/28(木)@有楽町よみうりホール

潜水艦モノって初めて観た。
敵のアメリカ駆逐艦と闘うため、浮上したり沈んだりする様子が、興味深かった。

戦時中って食糧不足なのに、過酷な環境に耐えるため、
食事にはすごく恵まれてるのだ。 サイダーまであるの!

ハーモニカ吹かせたり、なかなか話のわかる倉本艦長。
すごーく若いけど、エリートだったんだね。
部下への支持の出し方も、頭がキレるーって感じ。

玉木宏が意外にもしっくり演じていた。
声がいいねー。 シビレた。
きっと歌も上手なのかと思ったの。
CD出してるし。
しかし…、歌はヘタだった。残念!

でも、ほとんどが地味な船内シーンだけど、
彼の美しい声と顔のおかげで退屈しなかった。

恋物語も堂珍(なぜこの人が?)の見せ場もよかった。
何より、船内がまとまっているのが好印象。
アメリカ軍とのラストや、楽譜の話はちょっと出来すぎだけど、
そんなに悪い感じではなかった。

戦争モノだけど、平和を願う意図も感じた。
ちょっと美化し過ぎの印象はあったかな。

今日なんて、新聞に一面の広告。
テレビでもずーっと宣伝流れっぱなし。
宣伝し過ぎてると冷めちゃうんだよね。
でも、面白かったのは事実だよ。


【あらすじ】
(象のロケット『真夏のオリオン』より引用)
いずみの祖母のサインが入った古びた楽譜がアメリカから届けられた。 差出人は祖父がアメリカ海軍駆逐艦の艦長だったという人物。 なぜ日本海軍で潜水艦長だった祖父の所持品が、敵国で64年間大切に保管されていたのか? 第二次世界大戦末期の太平洋を舞台に、戦う男たちの姿が1枚の楽譜によって現代によみがえる…。 戦争ヒューマンドラマ。

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『ハゲタカ』試写会で観た感想

★★★★★ 5/19(火)@新宿明治安田生命ホール

ドラマ版はたまーに観てた。
とても迫力のある、真面目なドラマだった。
でも、ドラマの劇場版ってあんまり期待できない。
しかもNHKだしって先入観があったけど、
いやいや、失礼、面白かった。

最初に硬い内容かなって少し思ったのは確かだけど、
難しい経済のことなんて分かんないアタシでも大丈夫。
株のことも全く知識ないから、ちーっとばかし別世界だったけど、
そんな話はすっ飛ばしても理解できる。
終わったら、何となく経済通になった気がした。

TVドラマを改めて観てみたくなったよ。
GWに再放送があったんだって、シマッタ!
しかし、映画公開前に再放送なんて、まるで民放みたいだな。
監督もNHKの人なのかしらん?

アカマ自動車の社内事情は、まるでニュースのようにイマドキ風。
それを買収するのが中国だってのが意外。
乗り込んでくる謎のイケメン男が玉山鉄二。
この人の個人的事情をもっと知りたかったな。
ちょっと最後があっけなかった。

大森南朋って、素顔は全然違う自由人の印象だけど、
とってもハマリ役。 出世作だね。
敵か味方か読めないけど、悪人じゃない雰囲気がよく出ていた。

派遣社員が立ち上がるところは迫力あるけど、
この人たちに限らず、労働者って結局踊らされてるんだけなんだと、
悲しく残念に思えた。

日本経済早く立ち直って欲しいもんだ。
アタシもダンナもお小遣い削減じゃ。
映画代も前より減らすように努めてるの。
なるべくお金かけないようにしなくちゃ。
おやつ代も節約ね。


【あらすじ】
(象のロケット『ハゲタカ』より引用)
海外生活を送っていた鷲津の元へ、大手自動車メーカー「アカマ自動車」を中国系巨大ファンドによる買収危機から救って欲しいと、かつての盟友・芝野が頼みに訪れる。 名門「アカマ」の前に突然現れたのは、“赤いハゲタカ”こと劉一華。 圧倒的な資金力を持つ劉の本当の狙いとは何か? “ハゲタカVS赤いハゲタカ”の壮絶な買収戦争が始まった…。 傑作ビジネスTVドラマ劇場版。

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GOEMON

★★★意味不明だった「CASSHERN」の監督が作った作品。
二作目は、前回よりは多少よかった。
一応ちゃんとお話が通っていたから。

しかし、すごーく違和感ある。
伝統的な石川五右衛門像を求めはしないけど、
まるで機械かアニメのような人の動きが苦手でござんす。

主役の江口洋介と大沢たかおはすごくよかったよ。
大人の男の愛修が漂っていた。
だけど、目がどーしてカラーコンタクトなのさ。

それに、広末涼子がどうしてこの役?
「CASSHERN」の麻生久美子と似てるし、
こういうタイプが監督の好みなのかしらん?
むしろ、少女時代の茶々役を演じてた子の方がピッタリだった。

舞台セットも衣装も洋風で、
日本の観客より「世界」を意識してるのがアリアリ。
「世界」には受けるかもしれないね。
これが本当の日本の戦国時代の衣装と勘違いされちゃいそう。

でも、普通の時代劇を紀里谷監督が作ったって意味ないんだし、
才能を駆使して徹底的に作りこんでる意欲作だから、
これはこれでアリなのかも。
まあ、アタシの好みじゃなかっただけの話さ。


【あらすじ】
(象のロケット『GOEMON』より引用)
1582年、豊臣秀吉が政治の実権を握るが庶民の暮らしは相変わらずで、金持ちから盗んだ金を貧しい者に分け与える天下の大泥棒、石川五右衛門が人気を博していた。 ある夜、五右衛門は財宝の中から外国製の青い箱を見つけるが中身が空だったので捨ててしまう。 しかしその箱を探していた石田三成、徳川家康が動き出した…。  スペクタクル時代劇。

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五右衛門ロック

★★★★★ すんごい良かった。面白かった。
「GOEMON」より「五右衛門ロック」がよかった。

「劇団☆新感線」は何度も観たことあるけど、
舞台をS席で観るより、映画の方が見やすいよ。
オペラグラスもいらないし、アップで細部まで確認できる。
舞台だとよくわかんない場面が結構あるんだよね。

目の前で役者が笑わせてくれる舞台は確かに別格だけど、
これは映画として単独で成功してると思った。

お財布さえ許せば、スククリーンで観てから舞台を観ると大満足かな。
でも、普通はその逆だよね。

ロックバンドの音楽もイケてるし、音響がすごくよかった。
本当にここが舞台かと思うほど…褒めすぎか。

ストーリーはファンならお馴染みのハチャメチャで笑える奇想天外なもの。
江口洋介はどっちの五右衛門にも出てるけど、
五右衛門ロックではギターに生歌披露するし、イキイキししてて、
こっちの方が楽しかったのでは? と思っちゃった。

北大路欣也オジサマが若手の中で風格を出していた。
新感線のノリについてけないのは当然だけど、
その違和感がちょこっとカワイイ。

松雪泰子も森山未來もとてもよかった。

古田新太は、やっぱ舞台の大将。
あの雰囲気と顔、テレビじゃ画面が小さすぎるよ。
これからも舞台を中心にして欲しい。

ゲキシネこれからも観たい!


【あらすじ】
(象のロケット『≪ゲキ×シネ≫ 五右衛門ロック』より引用)
時は豊臣秀吉の世、稀代の大泥棒・石川五右衛門はお縄となり、公衆の面前で釜ゆでの刑と相成った…はずが、どっこい生きていた! 助けたのは真砂のお竜という女。 お竜と怪しい南蛮人たちに乗せられて日本を飛び出し、南の国タタラ島に眠る神秘の石≪月生石≫を求めて船出した五右衛門一家だったが…。 ロック時代劇。 「劇団☆新感線」2008年舞台公演のスクリーン上映。

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お買いもの中毒な私!

★★★★ ストーリーは単純だけど、面白かった。
なんたって、編集長がカッコイイんだもの。
女の子の見苦しい姿も全て受け入れる、
男の度量を感じた。

レベッカは本当に単純なお買い物中毒。
こんな女の子いっぱいいると思う。
他人が見たら、バカバカしいけど、
彼女にとっては、全部買わなくちゃいけない「必要な」もの。

買い物中毒について、もっと掘り下げたら、
また違ったタイプの映画になっただろうけど、
これはあくまでもラブ・コメディ。

レベッカがかわいくて憎めない。
いくら欠点があっても眼をつぶっちゃう。
とてもさわやかな映画だった。


【あらすじ】
(象のロケット『お買いもの中毒な私!』より引用)
ニューヨーク、マンハッタンで一流ファッション誌の記者になることを夢見ながら、地味〜な園芸雑誌の編集部で働くレベッカ。 彼女のストレス解消法はお買いもの。 かなり重症の“お買いもの中毒”で経済破綻寸前の彼女が、何とおカタ〜い経済雑誌で働くことに。 妙にレベッカに期待している編集長。 経済知識などゼロに等しいのだが…。 ロマンティック・コメディ。

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シネマ歌舞伎 特別篇 牡丹亭

★★★★ 玉三郎さま、相変わらずステキ!
第一部は、芸ひとすじのストイックさが伝わってくるドキュメンタリー。
日本では気軽に出歩けない大スターの玉さまが、
中国風の洋服姿で街を歩く姿がとてもステキ。

玉さまが素敵なのは、女形でも、ナヨナヨしていないこと。
爪だってごく普通の切り方なのに驚いた。
(こんなの、舞台だったらわかんないよ。)
かといって、敢えて男だと主張もしない。
実に自然体なのだ。 仏様のような中性の美を感じる。

現地の古語的中国語を頑張って勉強してたけど、
はっきり言って、歌舞伎だけで大スターなんだから、
こんな面倒臭いことする必要は全くないのだ。
そんなこと気にもかけず、挑戦する姿に頭が下がる。


第二部は玉さまが中国劇に中国語で主演。
ゾッとするほど妖艶な女に変身。
並みいる俳優の中でひとり勝ちだった。
相手役の男性が全然魅力的じゃなかったし…。
中国人は圧倒されたことだろう。

でも、劇自体はちょっと単調な感じがした。
テレビの劇場中継みたいな撮り方。
一般的杜麗娘のイメージは知らないけど、
玉さまが貫録ありすぎて、「娘」って感じじゃなかったよ。
ま、歌舞伎だってそうなんだけども…。

蘇州語で完璧に歌ってるけど、
そのレベルが、中国語知らないからよく分かんなかった。
全部字幕ついてるけど、感情移入できなかった。
しかし、表情はピカイチ。


第一部のドキュメンタリーの方が面白かった。
こっちの方がずっと興味があるし、
玉三郎さまの実像に迫るエピソードはいくらでもあると思うから。
年齢を重ねて、美しさ以外の人間性魅力にもあふれている。
本当に玉三郎さまは素晴らしい。


【あらすじ】
(象のロケット『シネマ歌舞伎 特別篇 牡丹亭』より引用)
南安太守(長官)の令嬢・杜麗娘(とれいじょう)は、春の楽園で柳夢梅(りゅうむばい)という若者と恋に落ち歓喜の時を過ごす。 しかし全ては一瞬の夢の中での出来事にすぎなかった。 柳夢梅への思いは日増しに募るばかりで、思い詰めた杜麗娘は病ではかなくこの世を去ってしまうのだが…。 坂東玉三郎が主演した昆劇・蘇州公演の舞台収録+現地でのドキュメンタリー。

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スター・トレック (2009)

★★★★★ とーっても面白かった!
「スター・トレック」は旧作映画もTVも全く観たことなくて、
話についていけるか心配だったけど、全然大丈夫。
シリーズのそもそもの始まりを描いているから関係なかった。

よく知られている聞いたことある音楽が、
この映画のテーマ曲だということも初めて知ったよ。
宇宙の神秘と冒険心をかき立てる、いい曲だねー。

はみ出しモンのカークが、よき指導者に恵まれて、連邦艦隊に志願。
すぐカッとなるし、とても分かりやすい単純なヤツ。ネアカ。
クリス・パインって、最初イマイチ華がないかなって思ったけど、
途中からだんだん華開いていって、ハンサムに見えてきた。
役に合ってたと思う。 

スポックは混血特有のどっちつかずの自分に対する悩みがあって、
人間味を自ら封じ込めている複雑なヤツ。ネクラ。
耳が尖ってて、顔も本当に宇宙人みたい。
ザッカリー・クイントって人の素顔を知らないから、
どの程度変身したのか分んないけど、適役なのでは。

ロシア人の初々しい乗組員がアントン・イェルチン。
たどたどしい話し方がすっごくカワイイ!
彼、「チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室」で観たけど、
すごーく好感持てる、フレッシュな男の子だった。
そして、何と何と、「ターミネーター4」にも出演。
次世代のスターだな。

お医者さんのマッコイもひょうきんだった。
ちょっとカークと年の差があるみたいだけど。

カークがパパのDNAからか、天性の能力を発揮していく。
出演者がみんな生き生きしていて、さわやかで楽しかった。

旧作のDVDも観たくなって、新作観た後で一本観たけど、
新作の方が面白かったし、観なくても全く問題ないことが分かった。

でも、敵もちょっと可愛そうな気もした。
続編あったら是非観たいな。


【あらすじ】
(象のロケット『スター・トレック ('09年製作)』より引用)
自分の進むべき道が見つからず、無鉄砲な日々を送っていた22歳のジェームズ・T・カークは、父を知る惑星連邦艦隊のパイクから「今の艦隊にはお前のような奴が必要だ。」と諭され艦隊に志願する。 3年後、相変わらずトラブル・メーカーのカークは、謹慎中にもかかわらず緊急出動したUSSエンタープライズに密かに潜り込んだ…。 SFファンタジー。 ≪宇宙、そこは最後のフロンティア≫

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2009年05月24日

愛のむきだし

★★★★ ものすんごく、長かったー!
観るのに体力使ったー。
変わりモンの監督が作ったって感じ。

何せ237分だから、話を省く必要はない。
ちゃんと段階を踏んで展開されるから、
とんでもない内容だけど、流れに無理がない。

神父の父親が一番の偽善者でワルに見えた。
渡部篤郎にピッタリ。

安藤サクラって、変な人?
こういう役を実に楽しんで演じてるように見えた。
この女優、将来楽しみだ。
奥田瑛二の娘っていうのが、いかにも…。

主役の西島隆弘くん、イケメンだし、演技もよかった。
すごく体力いったろうなー。
女装も似合ってた。

満島ひかりちゃん、かわいくて強くてよかった。

よく考えてみたら、これは社会派ドラマだ。
なかなか現代をエグってて、よかったよ。


【あらすじ】
(象のロケット『愛のむきだし』より引用)
高校生のユウは神父である父と教会で二人暮らし。 あるショックから息子に毎日「懺悔(ざんげ)」を強要する父。 心優しいユウはわざと様々な罪を作っては全てを父に告白し、ついには女性の股間ばかりを狙う【盗撮】界のカリスマとなっていく。 ある日理想の女性と出会うが、その頃教会の周りに新興宗教団体が近付いていた…。  実話をベースに描く究極の純愛物語。 R-15


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少年メリケンサック

★★★ 出演者全員芸達者で演技に文句なし。
なのに、思ったほど面白くなかった。
ストーリーもいいのになー、何で?

監督さんが、イマイチなのか?
あいうえオッと、宮藤官九郎じゃないのよ。
映画より舞台がよいのか?
でも、このストーリーは舞台より映画だよな。

どうしてなのかなー。
ぶっ飛び過ぎて、リアリティなさすぎたのかしらん。

マラソン何とか…って絶叫するオッサンも笑えた。
しかし、あまりにオッサン揃いだし、超下手だし、
若者に受ける理由がまったく見つからない。

宮崎あおいの同棲にもリアリティがない。
実生活では結婚してるのに、色気がまったくない。
それはそれで個性のひとつだし、色気はなくてもよい。
でも、だったらそんなタイプの色恋の設定はなくてもいいよ。

なーんか、スカッとしなかったんだ。


【あらすじ】
(象のロケット『少年メリケンサック』より引用)
新人発掘に明け暮れるレコード会社の契約社員・かんなが動画サイトで見つけた「少年メリケンサック」の絶叫ライブパフォーマンス。 そこには凶暴かつ有望なイケメンの姿が! 契約に向かうと、現れたのは酔いつぶれたオッサン。 あれは25年前の映像だった! ネット上の人気はうなぎ上り。 全国ツアーも決定してるのに〜。 無理無理無理無理! どーする? パンク・コメディ。


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2009年05月23日

魔法遣いに大切なこと

★★★ ハリーポッターの少女版みたいだった。
人間に貢献する魔法遣いがごく普通に存在してるってのが、
不思議だけど、いい感じ。
「信じられない!」って人間がギャーギャー騒ぐ展開じゃないからいい。

まるで出張マッサージ師のように、あちこちの家庭を訪問し、
人々を癒していく様子はステキだった。

ただ、ストーリーはあんまり起伏がなくて、
登場人物ももう少し年齢低いとリアリティがあるけど、
大人顔だとウソ臭い感じになってしまった。
山下リオちゃんも、岡田将生くんも、
普通の人間っぽくない美形だから理想的なんだけど、
ちょっとね。

魔法研修所とか、本物らしくてよかったんだけど。
もっと面白くなりそうなのに、残念。

でも、イルカのシーンとかよかったな。


【あらすじ】
(象のロケット『魔法遣いに大切なこと』より引用)
“魔法遣い”が当たり前に存在する現代。 魔法遣いの血筋を受け継ぎ、16歳の夏に10日間の研修を終えた者は認定魔法士となり国家公務員となる。 ソラは北海道から上京し、霞が関にある“魔法労務統括局”で研修を受けることになった。 反抗的な態度の豪太と共に魔法士事務所にホームステイし、実地研修も始まったが…。 青春ファンタジー。


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アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜

★★★★ これも、甘ーい作品。ちょっと、腐女子系。
TV版は椎名桔平、藤木直人、滝沢秀明、阿部寛が演じてた。
映画より年齢高めだけど、なかなかよかった。
でも、映画の方がもっとロマンティックになってたよ。

魔性のゲイに笑っちゃった!
確かに美形でセクシーなんだよねー。
ジニョクとソヌの掛け合いがおかしくて、
どうしても両想いにならないのが残念。
やっぱ、ここは「通じて」欲しかったね。

ミステリー的展開もハラハラドキドキで楽しめた。
このドキドキが、甘いだけの映画を引き締めていた。

お菓子がおいしそうで、おいしそうで、
しばらくケーキ購入率が高まっちゃった。

チュ・ジフンの不祥事で、次回作が公開延期なんだって。
観たいのに、残念だなー。


【あらすじ】
(象のロケット『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』より引用)
甘いものが苦手なのに、なぜか洋菓子店“アンティーク”のオーナーとなったジニョク。 パティシエに応募してきた自称“魔性のゲイ”ソヌは、高校の卒業式でジニョクに告白してきた相手だった! 可愛い女の子を雇いたくても、ソヌの希望で従業員は男ばかり。 そんな中、街で連続誘拐事件が発生し、ジニョクの幼い頃の記憶が蘇る…。 スイーツ・ミステリー。

posted by ミカ at 01:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トワイライト 初恋

★★★★★ いやーん、スキスキスキ!
血を吸われるシーンが、エロティック。
どうぞ、吸って、吸って!!!
アタシも吸血鬼になりたーい!
このまま一生キレイでいたいよーん!
エドワード様と永遠に生きていきたいのー。

エドワード様の一家が揃いも揃って美男美女。
ゾッとする美しさなのだ。
理想的少女コミックの世界。
もうダメダメダメ〜!
アタシも全てを奪われたいよう〜!

冷静沈着なエドワード様。
寝ない、食べない、老けない。
悪いけどダンナの敵う相手じゃないよ。
ごめんね、ダンナ、さようなら。
アタシはエドワード様にさらわれて行くから、後はヨロシク。

続編早く観たいな〜。
楽しみだな〜。
ベラはもう吸血鬼になるしかないでしょう。
早くしなきゃ、彼より老けちゃうよ。

ああ、何てロマンティックな作品。
ところが、ダンナの評価は最悪だった。
アタシと映画館に座っているのも恥ずかしかったって。
身の置き所がなかったんだと。
終わった途端、さっと立ち上がったもんね。
オッチャンには分かるまい。
全くの対象外じゃ。

これを観た後のカップルは…、
お茶するなら、ファーストフードやファミレスはよすんだよ。
クラシックの流れる、高級洋菓子店にしときなさい。
やぶれたジーンズもやめてね。
ちゃんと段取り踏んだら、彼女もその気になるから???


【あらすじ】
(象のロケット『トワイライト 初恋』より引用)
霧に包まれたワシントン州フォークス。 アリゾナからの転校生ベラは、不思議な雰囲気のエドワードに心惹かれる。 彼はベラを避けていたが、ある日事故に遭った彼女をありえない瞬間移動と怪力で救出する。 不審に思ったベラは彼が現代に生きるヴァンパイア(吸血鬼)であることを突き止めた。 初恋の行方は…。 ≪すべてを奪われたい。≫ 禁断のラブ・ストーリー。

posted by ミカ at 01:08| Comment(0) | TrackBack(3) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

7つの贈り物

★★★ ウィル・スミスが贖罪に生きる男を重厚に演じていた。
観ていて辛くなってしまう驚きのシーンもあった。
すごい内容だと思うけど、全く共感できなかった。
こんなことしなくても、別の方法があったはず…。

百歩譲って、彼の選択を認める場合でも、
贈り物を渡す相手を自分で選ぶということに賛成できない。
神は平等に愛を与えるのでは。
罪深き人であっても、助けなくてはならない。

そして、エミリーとの恋も、理解はできるけれど、
本来、起こるべきことではない。

突き詰めていくと、いろいろ矛盾もあるし、
何より、暗い。
後味の悪さだけが残ってしまう。
ストーリーも分かりにくかった。
友人にもいろいろ迷惑かけちゃうんじゃないの?
後始末もたいへんそうだし。

贖罪をテーマにするなら、もっと違う展開がいいな。


【あらすじ】
(象のロケット『7つの贈り物』より引用)
心に深い傷を抱える男ベンは、7人の見知らぬ他人に近づき、大きな贈り物を渡す計画を進めていた。 対象者の1人エミリーに心惹かれるが、自分の正体は決して彼女には明かせない。 彼の真の目的とは? そして贈り物の中身とは?  絶望の淵にいた2人が恋に落ち、生きる歓びを取り戻した時…。 ≪あなたなら、受け取れますか?≫ 究極のプレゼント・ミステリー。

posted by ミカ at 00:28| Comment(0) | TrackBack(3) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月22日

スラムドッグ$ミリオネア

★★★★★ さすが、アカデミー賞作品賞。
日本人にとっては無名の俳優ばかりが出ていて、
特にどの役者がうまいとか全然感じないんだけど、
全体として観ると、すごくいい。
作品全体が素晴らしくまとまっていた。
全国コンクールで優勝したアマチュアのオーケストラみたい。
だからって、それぞれがその後独り立ちはできない、みたいな。

過酷なスラムの生活を描いていて、
本当なの? って思いながら観ていたけど、
アカデミー賞効果で、出演者のことがいろいろ報道されてた。
驚いたことに、彼らの一部はまだスラムにいるらしいんだよね。
これから映画の収入で生活が改善されるらしいけど、
莫大な入場料、全部彼らのために使って欲しいよ。
そして、子どもたちを大人が利用しないで欲しいな。
映画そのものみたいな事件の報道もあったし。

主人公は本音で生きてる少年。
他の子に比べて、ちょっとおっとりさん。
彼が生き延びたのは全部、兄ちゃんのおかげ。
兄ちゃんがたくましい。
自分が悪を引き受けてがむしゃらに頑張った。

彼女も乙女チックに恥じらったりせず、
たくましく生き抜いた。
誰の女になろうが、彼女は純粋に生きてきた。

小さな悪事に手を染めても、光り輝いている。
どんなことをしても、生き延びるために頑張るのだ。
俺達なんて生きてたってしょうがねー、とか、
そんなことは後ろ向きなことは考えない。

このがむしゃらさは、日本の子供にはない。
アタシにだってないよ。
ただただ、ヌクヌクと生きてる自分を恥じるばかりだった。

物乞いをするためにわざと子どもの眼をつぶすとか、
コワいけど実際ありそうで、胸が痛んだ。
この映画を観て、感動するだけでなく、
今一歩、世界が動かなくちゃいけないような気がする。

この監督すごい!
ちょっと『シティ・オブ・ゴッド』を思い出したけど、
あの作品よりずっとスマートでさわやかだ。

実際のところ、もっとずっと過酷に違いないスラム。
この作品、あえて最後はハッピーな気分にしてくれた。
それは映画で、フィクションだからだろうけど、
救いのある作品だから、これだけ評価されたんだと思う。

ラストのダンスシーンは、やっぱボリウッド風?
一応イギリス製作だけど、インド映画に敬意を払ったのが、
驚きのご愛敬でした。


【あらすじ】
(象のロケット『スラムドッグ$ミリオネア』より引用)
スラム出身の18歳の少年が、インドで大人気のクイズショー「クイズ$ミリオネア」に出場し、あと1問で最高額の賞金を獲得できるというところで逮捕された。 学校へも行ったことがないのに正解できるのはおかしいというのだ。 天才か? 犯罪者か? 運だったのか? それとも…?  “ファイナル・アンサー”の裏にあった、少年の過酷な人生と一途な恋の物語。

posted by ミカ at 22:08| Comment(0) | TrackBack(7) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミルク

★★★★★ 感動作品。アカデミー賞納得の演技力。
ショーン・ペンが本当のゲイに見えた。
ゲイの人々がクローゼットから立ち上がる時代の勢いを感じた。
活気ある70年代の雰囲気がよく出ていたと思う。

政治家としての活動期間はごくごく短くて、
殺されたことで伝説化してしまった面もあるけど、
暗殺されることを本人も予期していたくらい、
ぶっ飛んだ存在だったのだろう。

ミルクの恋人は最初の彼の方がよかったな。
後の困ったボクちゃんは、どうしようもないヤツだった。
政治家の恋人のことまで文句言えないけど。

カストロ通りの市長として街の利益のために立ちあがる。
これが本来の政治家のあり方だと思う。
地域の代表なんだもの。

でもアタシ、自分の地区の議員の名前すら知らない。
苦情を持ち込む、街のカメラ屋さんがあったらいいな。
そうなったら、まず手始めは、歩きタバコの禁止じゃ!
それと、キオスクおばさんの復活。
キオスク減って困ってるの。
それから、派出所にちゃんと警官を常駐させること。
留守が多いのよねー。
アタシ、文句ばっかりのオバサンになりそう…。


【あらすじ】
(象のロケット『ミルク』より引用)
1972年、社交的なミルクがサンフランシスコのカストロ通りで開いたカメラ店は街の情報交換の場となり、様々な苦情が持ち込まれてくる。 やがてミルクはあらゆる弱者への差別改善のため立ち上がることを決意し、市制執行委員に立候補するが…。 同性愛者であることを公表し、アメリカで初の公職に就いたハーヴィー・ミルクの8年間の活動を描いた社会派ドラマ。



posted by ミカ at 15:46| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

釣りキチ三平

★★★ 演技派少年、須賀健太くんのイキイキした写真に惹かれて観に行った。
夏休み映画にすれば、涼しげでよかったのにね。

秋田の田舎の釣り風景に癒される。
水と緑が目にしみる。
とてもキレイな映像だったよ。

しかし、ストーリーは平凡。
怖すぎるネーチャンがかき回し役なんだろうけど、
やたら機嫌悪くって好きになれなかった。
邪魔じゃ、邪魔じゃ。

ひたすら大自然と釣りに徹した方が気持ちよかったと思う。
釣り人の人間ドラマでよいではないか。
魚がCGなのは興ざめ。
コミックが原作で、せっかくの実写なんだから、
何とか、ホンマもんを出す方法はなかったものか。
もったいないなー。 しょうがないのかしら。


【あらすじ】
(象のロケット『釣りキチ三平』より引用)
釣り名人の一平じいさんと暮らす三平は、祖父譲りの天才的な釣りの腕前を持つ明るい少年。 そんな三平に川で声をかけてきた鮎川魚紳は、アメリカで釣りのプロとして活躍するバスプロで、伝説の楽園“夜泣き谷”の巨大魚の話を聞いて秋田へやって来たのだった。 「いないだろうね。 でももしいたらって思うと、ワクワクするじゃないか」…。 釣り冒険人気コミック実写版。

posted by ミカ at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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