アニメの実写版、それも「クレヨンしんちゃん」だなんて、
ヤッターマンみたいに面白いのを期待して、
泣けるとの評判だから、マスカラもつけずに観に行ったよ。
でも、ぜーんぜん、泣けなかった。
ラスト、ちょっぴりウルッとは来たけども…。
未来からやってきたしんちゃん親子を戦国時代は温かく迎えた。
春日のお殿様はもの分かりが良くて、ええ人だな〜。
こんな人が天下を取ったらよかったのに。
草なぎ又兵衛と、新垣姫のカップルはお似合いだ。
姫が又兵衛を心配し、心が通じ合っているのが感じられた。
草なぎ剛の所作も違和感なかったから、
彼は時代劇これからイケるかもしんない。
しかし、どうしたって大沢たかおにはかなわない。
存在感大きすぎて、迫力が違う。
悪いけど、アタシならこのワルに嫁ぐよ。
合戦前夜、しんちゃんのパパはカメラマン。
オイオイ、平和だよ〜!
25歳の又兵衛の老けようにビックリのシーンがあったけど、
昔の人は若くして老成していたのよね。
現代人は中年になってもまだまだ子どもだ。
期待に反して泣けず、感動もしなかったけど、
時代劇としては、有名武将が登場しない割にとても楽しめた。
タイムスリップも大げさすぎずに良かった。
宴会シーンでは戦国の人たちが現代人に見えちゃったけど…。
しんちゃん映画のオリジナル版をぜひ観てみようと思う。
どっちが感動するかしらん?
【あらすじ】
(象のロケット『BALLAD(バラッド) 名もなき恋のうた』より引用)
天正2年、戦国時代。 春日という小国の侍大将・井尻又兵衛は、戦場で危ういところを未来からタイムスリップしてきた少年・川上真一に偶然救われ、城主・康綱の娘・廉(れん)姫の命令で真一の面倒を見ることに。 廉姫と又兵衛は互いへの思いを胸の奥に秘めていたが、廉姫に大国の大名からの縁談が舞い込む…。 SF戦国時代劇。