★★★『築城せよ!』
この映画は段ボールでドデカイお城を建てちゃうお話。
それともう一つ、無名の武将が現代に蘇っちゃうお話。
どちらも魅力的な題材なのに、今一つキレが悪かった。
町のみんなが頑張って段ボールでお城を建てるところは見せ場だけど、
肝心の作り方についてもっと説明欲しかった。
だってさー、いつか役に立つかもしれないでしょ。
公園で暮らす自由人の方々はもちろん、
災害の時とか、家出の時とか、お父さんの一坪書斎、別荘用にとか、
需要は多いと思うのよ。
せっかく登場する大学教授に説明してもらえば、
全国の建築学科の教材になるかもしんないのにさ。
こんな楽しい授業はないじゃないの。
それから、戦国武将について、
彼らの無念について、多少説明はあったものの、
築城に執着する動機が今一つゆるかった。
だって、完成しさえすればいいって言うのもおかしいよ。
段ボールの城主となって、しばらくは暮らして、
哀れな民の暮らしの改善までしなくっちゃね。
お嫁さん候補もいるんだし…。
とはいえ、「あの」シーンはなぜ洋装?
一気に冷めてしまったよ。
十二単とは言わないまでも、せめて着物着ろよな。
予算がなかったとしか思えない。
チグハグで変だった。
このシーンに何の意味があるんだろ?
一人二役の片岡愛之助はとってもよかった。
気弱な役場職員はあまりに作った感じでちょっと滑ったけど、
殿様の役は、さすが歌舞伎役者。
「築城せよ!」等、いかにもの大仰な戦国言葉が、
表情も発声も言い回しもバッチリ決まっていた。
言い慣れていない役者が発する言葉のウソ臭さとは明らかに違う。
歌舞伎界から主役引っ張ってきて良かったね、大成功!
あと、学者役の津村鷹志がよかった。
「三河の守にございます!」って咄嗟に言う機転にシビれた!
こういう楽しい映画って大好き!
あーあ、もっともっと面白い映画になりそうなのに、残念!
なんだったら、もう一回セルフリメイクやっちゃったら?
【あらすじ】
(象のロケット『築城せよ!』より引用)
町おこしと工場誘致の間で揺れる過疎の町・猿投(さなげ)に突然、甲冑姿の3人の武将が現れた。 無念の最期を遂げた猿投3万石の領主・恩大寺隼人将の霊が、冴えない役場職員・石崎に乗り移ったのだ。 恩大寺の“築城せよ!”のかけ声に、建築科の学生・ナツキはしぶしぶ協力するが、材料も予算もなく期間は満月までの3日間! もう段ボールしかない! 築城コメディ。
2009年06月29日
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築城せよ! : 先人の心意気を感じられる映画
Excerpt: 今日は、バレンタインデーですね。最近テレビを見ないせいもあって、今年は盛り上がりに欠けるような気がするのですが。では、本日紹介する作品は、ロケ地の盛り上がりが画面か
Weblog: こんな映画観たよ!-あらすじと感想-
Tracked: 2013-02-14 17:58
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本当、みんな頑張ってましたね。