2009年05月31日

シネマ歌舞伎 特別篇 牡丹亭

★★★★ 玉三郎さま、相変わらずステキ!
第一部は、芸ひとすじのストイックさが伝わってくるドキュメンタリー。
日本では気軽に出歩けない大スターの玉さまが、
中国風の洋服姿で街を歩く姿がとてもステキ。

玉さまが素敵なのは、女形でも、ナヨナヨしていないこと。
爪だってごく普通の切り方なのに驚いた。
(こんなの、舞台だったらわかんないよ。)
かといって、敢えて男だと主張もしない。
実に自然体なのだ。 仏様のような中性の美を感じる。

現地の古語的中国語を頑張って勉強してたけど、
はっきり言って、歌舞伎だけで大スターなんだから、
こんな面倒臭いことする必要は全くないのだ。
そんなこと気にもかけず、挑戦する姿に頭が下がる。


第二部は玉さまが中国劇に中国語で主演。
ゾッとするほど妖艶な女に変身。
並みいる俳優の中でひとり勝ちだった。
相手役の男性が全然魅力的じゃなかったし…。
中国人は圧倒されたことだろう。

でも、劇自体はちょっと単調な感じがした。
テレビの劇場中継みたいな撮り方。
一般的杜麗娘のイメージは知らないけど、
玉さまが貫録ありすぎて、「娘」って感じじゃなかったよ。
ま、歌舞伎だってそうなんだけども…。

蘇州語で完璧に歌ってるけど、
そのレベルが、中国語知らないからよく分かんなかった。
全部字幕ついてるけど、感情移入できなかった。
しかし、表情はピカイチ。


第一部のドキュメンタリーの方が面白かった。
こっちの方がずっと興味があるし、
玉三郎さまの実像に迫るエピソードはいくらでもあると思うから。
年齢を重ねて、美しさ以外の人間性魅力にもあふれている。
本当に玉三郎さまは素晴らしい。


【あらすじ】
(象のロケット『シネマ歌舞伎 特別篇 牡丹亭』より引用)
南安太守(長官)の令嬢・杜麗娘(とれいじょう)は、春の楽園で柳夢梅(りゅうむばい)という若者と恋に落ち歓喜の時を過ごす。 しかし全ては一瞬の夢の中での出来事にすぎなかった。 柳夢梅への思いは日増しに募るばかりで、思い詰めた杜麗娘は病ではかなくこの世を去ってしまうのだが…。 坂東玉三郎が主演した昆劇・蘇州公演の舞台収録+現地でのドキュメンタリー。

posted by ミカ at 15:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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