2009年06月29日

映画『愛を読むひと』を観た感想

★★★★★『愛を読むひと』

感動した。
うーんと年上のキレイなお姉さんと思春期の少年との、
愛と言うよリは性的な関係は正直な描き方。
正直過ぎて、アソコまできっちり見えちゃってる!
寸暇を惜しんで会いに行く! これが青春だ。

マイケルが大学生になってハンナと再会する。
ハンナはナチス協力者として被告席にいた…。
アタシ、これはちょっと納得いかなかった。
ハンナを救う方法はあったんじゃないかと思うのだ。
マイケルは行動する男にはなれなかった。

これが、欧米人のとらえ方なのかなあ。
ナチスの痛手がまだまだ残ってるんだろう。

結局何もせずに、ごく普通の結婚をするマイケル。
自分が幸せな時は不幸な女のことは忘れてしまう。
結婚が失敗して、初めて孤独というものを知るのだ。

ハンナとのやり取りは全て郵便。
会いに行けば、どれだけハンナは喜んだだろう。
しかし、彼の声が、ハンナの心の支えになった。

再会のシーンは秀逸だった。
どちらも名演技。 素晴らしい。

これからも、マイケルは悩み続けるだろうけど、
彼は「愛を読む」ことで、行動する男に生まれ変わったのだ。

重いテーマだけど、感動作品だった。


【あらすじ】
(象のロケット『愛を読むひと』より引用)
1958年、ドイツ。 15歳のマイケルは21歳年上のハンナに恋をする。 ハンナの部屋でマイケルが本の朗読をして、その後愛し合うのが日課となった。 突然姿を消した彼女との再会は8年後法廷で。 戦争犯罪人として被告席に立つハンナは、なぜか不利な証言を認め一人だけ無期懲役の判決を受ける。 マイケルだけがその訳に気づくのだが…。 ヒューマン・ラブ・ストーリー。


posted by ミカ at 17:38| Comment(16) | TrackBack(34) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画『群青 愛が沈んだ海の色』を観た感想

★★★★『群青 愛が沈んだ海の色』

佐々木蔵之介が、先週の『守護天使』とは全く違う役柄。
沖縄の漁師って感じの体格じゃないけど、
若き日の恋愛も、長澤まさみのお父さんの役も、
全て設定に無理はあったけど、さすがそれなりに上手かった。
言葉は少ないけど、妻のことも娘のことも、
大事に思っているのが伝わって来た。

ピアニスト役の田中美里、とても合っていたと思う。
珍しく彼女の美しさがきちんと活かされてた。

この映画は純愛路線だけど、原作はかなり過激らしい。
ネットでいろいろ書かれてたよ。
でも、原作と映画は違うものだし、これはこれでいいと思った。
沖縄の海のキレイさを生かすにはこういう描き方の方がいい。
エロ路線だと、心理面の描写がないがしろになっちゃう。

長澤まさみ、脱がない分、演技を頑張ったみたい。
恋人が死んで、心が壊れちゃった役が自然で、
「だったら一也を連れて来てよ。」ってセリフに泣けた。
結構、ポロポロ泣けて、ハンカチが濡れた。

涼子のことを案じながらも、余計なことを言わず静かに見守り、
じっと立ち直るのを待っている周りの人たち…。

悲しい時海を見に行くのは、なぜだろう
海を見ると、安らぐの。
でも、悲しくなくても海を見ると泣けてくるんだ。
海って癒されるよね。

【あらすじ】
(象のロケット『群青 愛が沈んだ海の色』より引用)
病気療養のため沖縄の離島・南風原島へやってきた有名なピアニスト・由紀子とウミンチュ(漁師)の龍二は恋に落ちるが、由紀子は出産後しばらくしてこの世を去ってしまう。 18年後、娘・涼子は同い年のウミンチュ・一也と結ばれるが、一也は海で溺れ帰らぬ人となり、涼子は精神のバランスを崩してしまう…。 父娘二代にわたる愛の物語。


posted by ミカ at 17:09| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オヤジなアナタへのアドバイス…この夏、女性に嫌われないために…。

オヤジってとにかく暑苦しい。
しょーがないと開き直らないでね、世間の迷惑だから。
奥さんや娘たち、会社や電車の中で、
嫌われない爽やかオヤジになりましょーよ!

体臭、口臭、頭臭に気をつけてね。
とにかく、臭いアナタに女性は寄って来ない。
アタナが寄って行くと女性は逃げる、顔をそむける。

昼食にニンニク入りは避ける。
食後は歯を磨く。
顔を近づけて話さない。
女性の前で、つまようじでシーシーしない。

おしゃれしても似合わないから、無理しない。
カジュアルデーも笑われる私服で行くよりはスーツでOK。
デッカイロゴ入りの若作りTシャツや穴あきGパンはやめて〜。
チェック柄の襟付き綿シャツとチノパン位にしといてね。
いいんだよ、ダサくても。 ちゃんと洗ってあれば。
オジサンはオジサンらしくね。

ヘアスタイルは凝らずに短くこざっぱりと。
1000円散髪でいいからマメにカット。
香りのキツイ整髪料は避ける。

体臭と混ざってかえって臭くなるから香水はつけない。
汗はきちんと拭く。 走ったら汗拭いてから登場すること。
衣服に染みついたタバコ臭もかなりのもの。
吸ったらウガイするかガム食べて、衣服をパンパンと払ってね。
ニオイ対策するだけで、3割は高感度アップだからさ。

常に鼻毛が出てないか、顔が脂ぎってないか気をつける。
メガネや携帯も脂ぎってませんか?
ヒゲもむさくるしく見えるだけ。
メタボ腹は引っ込める!

おしゃれになろうなんて思わなくていいの、無理だから。
慣れないことしても、下心があると思われるだけ。
かえって哀れに見えちゃうの。
とにかく清潔感が第一なのじゃ。
汗ばんだ手でアタシに握手しないでちょーだい。

白髪も染めなくていい。
白髪の似合う、包容力のあるもの分かりのいいオジサマならば、
たまには相談事もしたくなっちゃう。
そう、下心の全くない、危険度ゼロのオジサマならね。

今のアナタに女子高生やカワイイ部下や熟女が近付いてきたら、
お小遣いの範囲で軽くご馳走しときなさい。
「いいオジサマ」って思われておけば十分でしょう。
それ以上のものを求めてはダメ。

求めなくても相手の女性が求めてきたら…?
いいですか、勘違いしないこと。
それはあなたが魅力的だからではなく、
別の目的があるからです。 間違いない!
アブナイ、アブナイ、騙されないでね〜。

プロにきちんとお金を払って後腐れなく遊んでください。
それが男の甲斐性。
病気も怖いよ。
ヤクザも怖いよ。
隣のダンナも警察も怖いよ。
タダより高いものはないんだから!

ちょっと年が離れてる、ウチのダンナはどうかって?
うーん、一応このオヤジ対策で、
白髪混じりのダンディおじさまになりつつあるよ。
今んとこ、あんまし臭わなーい。
だから、帰ってきたら「チュッ」ってしてあげるのだワン!

タグ:オヤジ系
posted by ミカ at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画『守護天使』を観た感想

★★★『守護天使』

これも面白系と思って期待したけど…。
メタボオヤジの須賀があまりにかっこ悪過ぎて、引いたぞ!
ゴミ袋のあれは、もう開き直ったとしか思えない。
ここまでキタナく作らなくても、十分楽しめるのにサ。

初めて恋しちゃった中年オヤジ。
外見が外見だけに、ストーカーにしか見えない!
それがこの映画の核となってるにしてもね。
でもでも頑張ったぞ、オヤジ!

お金に困ってあやしい出版社に行くところがスゴイ!
ダンナがよく買って来る駅売りの夕刊フジとかに、
よく「太った男性」募集の求人があるの。
前から気になってたんだよね。 どんなバイトなのか。
てっきりやせる薬とかの「使用前、使用後」写真用と思ってた。
ところが、こーんなバイトがあったんだねー。 すごおおい!
ひとつ勉強になっちゃった。

しかし、このカンニング竹山氏、なんと浮気発覚の報道が!
映画の宣伝かと思ったら、本当らしい。
こらっ! 身の程もわきまえず! って鬼嫁なら叫びそうだけど、
実生活は全く別の人なのかな?

鬼嫁の寺島しのぶがハマってた!
こんなオヤジのどこがいいのかわかんないけど、
それなりにいいとこもあったんだろうね。
これからはラブラブ…ってことはなく、相変わらず絞られそう。

チンピラ役の佐々木蔵之介はピッタリ。
本当はイケメンなのに、脇に回っても手堅く演じて、
主役のお株も奪わない。エライなあ。

與真司郎って初めて見たような気がするけど、
さわやかボーイで好感持てた。

ヤクザな新聞屋の元締めオヤジ・大杉蓮も相変わらずよかった。

女子高生役の女の子はかわいいけど、あんまり印象なし。
ま、オヤジの恋心なんて、女子高生に分かるはずないよね。

まあ、それなりに笑える映画ではあった。

【あらすじ】
(象のロケット『守護天使』より引用)
メタボ腹の薄給サラリーマン・須賀は、一目ぼれした天使のような女子高生・涼子がインターネットの裏サイトから狙われていると知り、救出に乗り出した。 幼なじみで雀荘暮らしのチンピラ・村岡や、イケメンのひきこもり・佐々木まで巻き込んで、“金なし、職なし、未来なし”の3人組が難事件に挑む?! 大不況時代のヒーロー・コメディ。 ≪勝手ながら私たちがお助けします!≫

posted by ミカ at 15:38| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画『築城せよ!』を観た感想

★★★『築城せよ!』

この映画は段ボールでドデカイお城を建てちゃうお話。
それともう一つ、無名の武将が現代に蘇っちゃうお話。
どちらも魅力的な題材なのに、今一つキレが悪かった。

町のみんなが頑張って段ボールでお城を建てるところは見せ場だけど、
肝心の作り方についてもっと説明欲しかった。
だってさー、いつか役に立つかもしれないでしょ。
公園で暮らす自由人の方々はもちろん、
災害の時とか、家出の時とか、お父さんの一坪書斎、別荘用にとか、
需要は多いと思うのよ。

せっかく登場する大学教授に説明してもらえば、
全国の建築学科の教材になるかもしんないのにさ。
こんな楽しい授業はないじゃないの。

それから、戦国武将について、
彼らの無念について、多少説明はあったものの、
築城に執着する動機が今一つゆるかった。
だって、完成しさえすればいいって言うのもおかしいよ。

段ボールの城主となって、しばらくは暮らして、
哀れな民の暮らしの改善までしなくっちゃね。

お嫁さん候補もいるんだし…。
とはいえ、「あの」シーンはなぜ洋装?
一気に冷めてしまったよ。
十二単とは言わないまでも、せめて着物着ろよな。
予算がなかったとしか思えない。
チグハグで変だった。
このシーンに何の意味があるんだろ?

一人二役の片岡愛之助はとってもよかった。
気弱な役場職員はあまりに作った感じでちょっと滑ったけど、
殿様の役は、さすが歌舞伎役者。 
「築城せよ!」等、いかにもの大仰な戦国言葉が、
表情も発声も言い回しもバッチリ決まっていた。
言い慣れていない役者が発する言葉のウソ臭さとは明らかに違う。
歌舞伎界から主役引っ張ってきて良かったね、大成功!

あと、学者役の津村鷹志がよかった。
「三河の守にございます!」って咄嗟に言う機転にシビれた!
こういう楽しい映画って大好き!

あーあ、もっともっと面白い映画になりそうなのに、残念!
なんだったら、もう一回セルフリメイクやっちゃったら?

【あらすじ】
(象のロケット『築城せよ!』より引用)
町おこしと工場誘致の間で揺れる過疎の町・猿投(さなげ)に突然、甲冑姿の3人の武将が現れた。 無念の最期を遂げた猿投3万石の領主・恩大寺隼人将の霊が、冴えない役場職員・石崎に乗り移ったのだ。 恩大寺の“築城せよ!”のかけ声に、建築科の学生・ナツキはしぶしぶ協力するが、材料も予算もなく期間は満月までの3日間! もう段ボールしかない! 築城コメディ。

posted by ミカ at 00:45| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月28日

映画『扉をたたく人』を観た感想

★★★★★『扉をたたく人』

人と関わることが大嫌いな老教授が、
偶然の出会いから変わっていく姿が、とてもとても自然だった。

タレクという青年が実にいい。
彼は人種も世代も職業も一切気にせず、人と気軽にコミュニケーションが取れる明るい人間だ。
表情も生き生きとしていて、ウォルターに最初の活力を与えた。
ジャンベというドラムを教えるシーンが本当に楽しい。

この作品は常にくすっと笑わせるユーモアを忘れない。
物語全体がタレクのキャラクターみたいだった。

タレクが逮捕されてから物語は急展開。
ウォルターは久し振りに人のために行動するのだ。
何の得にもならないのに。

タレクの母親が何ともまあ、美人。
老教授は、別の意味でまたイキイキし始める。
2人が結婚しちゃえば全て解決だから、早くしちゃえって思ったけど、
そんな安易な展開になるはずもない。

移民問題について、とても分かりやすく描いている。
こんなこと何にも知らなかったよ。
アラブ系だと誰でもテロリスト呼ばわりされちゃうんじゃないかと心配になっちゃう。

ラストはちょっとこれでいいのー?って思ったけど、
これが扉なら、ここから先は観た私たちに委ねられているのかな。


【あらすじ】
(象のロケット『扉をたたく人』より引用)
62歳の大学教授ウォルターがマンハッタンにある別宅のアパートを訪れると、そこにはシリア出身の青年タレクとセネガル出身の恋人ゼイナブが住みついていた。 行き先のない移民の2人をしばらく泊めることにしたウォルターは、タレクから“ジャンベ”というアフリカン・ドラムを教わり友情を深めていくが、ある日タレクが不法滞在で逮捕されてしまう…。 社会派ヒューマン・ドラマ。

posted by ミカ at 02:43| Comment(2) | TrackBack(3) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

『劔岳 点の記』を観た感想

★★★★『劔岳 点の記』

かなり高齢の撮影監督が初めて監督として撮った作品で、
監督が絵(写真)にこだわったために、
スタッフや俳優は大変だったってテレビでかなり宣伝してた。

それだけに、本当にキレイだったよ。
寒くて大変なところへ実際に行く。CGじゃないのだ。
これって、観てて非常に満足できるんだよね。

そりゃー、演技するのが俳優の基本。
寒くなくても「寒い」ように見せるのがお仕事だ。

しかし、寒いところに実際行って、それがすごーく大変で、
演技なんか2の次になったって、別にいいのだ。
「行くこと」って重要だよ。

ただ、それだけに人がいなくても満足できたかもってのはあるね。
この映像を見るだけでストーリーなんかどうでもよくなっちゃう。

いやいや、ストーリーもよかったよ。
すぐ仕事を放り出しちゃう今と違って、
上司の命令には逆らえない時代。
山なんか行きたくもないだろうに、命がけで仕事する男たち。
地図を作るって大変なことだったんだ。

浅野忠信が実直な測量員を演じていた。
宮崎あおいは奥さんとしてはちょっと似合わなかったけど、
こういう人も混ぜないといけない意味もよくわかってきた。

この映画ヒットするのかしらん。
志が高く、素晴らしいけど、真面目すぎて受けないかも。
でも、私は強く応援したい。
雪山とキレイな空に感動しちゃったんだもの。


【あらすじ】
(象のロケット『劔岳 点の記』より引用)
明治39年、陸軍は国防のため日本地図の完成を急いでおり、陸軍参謀本部陸地測量部の測量手・柴崎芳太郎に、劔岳の初登頂と測量を命じる。 かつて多くの優秀な測量部員たちが挑戦し果たせなかった劔岳は、立山信仰の霊場としても知られる、あまりにも険しい山だった…。 実話にもとづく、日本地図最後の空白地点を目指した男たちの記録。 ≪誰かが行かねば、道はできない。≫


posted by ミカ at 03:05| Comment(9) | TrackBack(11) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画『トランスフォーマー:リベンジ』観た感想

★★★★★『トランスフォーマー:リベンジ』

前回の1作目は途中からどんどんお子チャマ向けになっちゃって、
「えっ、これって子ども用だったの?」って、
思わず周りを見渡したくなっちゃったんだけど…。

1作目に比べて今回は、かなり成長したよ。
だいぶ大人の鑑賞にも堪える第2作になったと思う。

サムも女に誘惑されるトシになった。
その女がターミネーターもどきで笑っちゃった!

ピラミッドが出てくるシーンはハムナプトラ?

ストーリーはやっぱりたいしたことないんだけど、
ワクワク感が前作よりグッと上がったね。
予算も上がったのかも。

アタシはバンブルビーとオプティマスと、
敵ながらミカエラのいいなりになっちゃう、
「ウォーリー」そっくりの小型ロボットが気に入った。
アタシもこいつをひっぱたいて子分にしたい。

サムのママみたいなタイプって日本にいっぱいいそう。
パパとママはいいスパイス役だね。

ルックス的にはジョシュ・デュアメルが一番かっこよかった!

次回作楽しみだなー。


【あらすじ】
(象のロケット『トランスフォーマー:リベンジ』より引用)
サムは、メガトロンを倒した際の“キューブ”のかけらに触れた瞬間、脳に“ある情報”が刷り込まれてしまう。 一方、兵士らと協力しディセプティコンと戦ってきたオートボットらを米政府は不要だと結論付ける。 彼らが地球を去ればディセプティコンも地球にとどまる理由が無くなると考えたからだ。 人類の滅亡につながる恐るべき計画が進んでいることを知らずに…。 SFアクション・スペクタクル第2弾。
posted by ミカ at 02:34| Comment(0) | TrackBack(10) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月14日

映画『USB』観た感想

★★ 主役の渡辺一志、5浪どころか、15浪くらいに見える〜。
つまんない無気力人間役を本当にうまく演じていたんだろうけど、
だからこそ(?)この主役に全く魅力を感じなかった、ゴメンよ。

彼の彼女にも全然魅力を感じない。意味不明。暗い。
このカップル、どう見たって愛し合ってるように見えないのよ。

脇が意外な充実ぶり。
野田秀樹は、全てをありのままに受け入れるだけの病人。
大森南朋は、主人公と同じく流されるままの医者。
桃井かおりは、ノンビリした母親。
大杉漣は、お人好しのヤクザだけど実は非情。

祐一郎とヤル看護婦って???。
なぜスルのさ、そこでそれも祐一郎と…?
全てが破綻してるぞ〜! 何じゃ、こりゃ?

この街では放射能から誰も逃げない。誰も怖がらない。
何となく感じてはいるんだろうけど、何もしないのだ。

でも、祐一郎の友人のカップルだけが現実的で、
ふたりは町から逃げ出そうとしている。
あまりに周りの人々が平然としているので、
逃げるカップルの方が異常に見える。

ラストシーンは何なんだ!
やだよ、こんな終わり方。

どんな風に「社会派」なのかと、我慢して最後まで観たけど、
最後の最後までパッとしない映画だった。
これじゃ世の中に受け入れられないよ。
高そうな志、もっと分かりやすく訴えて欲しい。
これのどこが「愛の進化論」?
きっと、頭のいい人にしかわかんない映画なんだ。
アタシには理解不能じゃ。 斬り捨て御免!

【あらすじ】
(象のロケット『USB』より引用)
数年前に原子力発電所の臨界事故があり、じわりじわりと放射能汚染が進む茨城県筑波。 開業医だった亡き父の跡を継ぐべく、医学部を受験し続けている祐一郎は、実家暮らしで浪人生活5年目。 ギャンブルで借金が膨らみドラッグの売買にまで手を染めるが、大学病院の放射線科に破格の報酬のアルバイトがあること知る…。 社会派ドラマ。

posted by ミカ at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『マン・オン・ワイヤー』観た感想

★★★★★『マン・オン・ワイヤー』

ドキュメンタリー部門のアカデミー賞だから、
「ドキュメンタリー作品」としては優れていても、
映画的にはそんなには面白くないかもと思ってたんだよね。
でも、さすが優れた作品なんだな〜と納得した。

面白いというよりも、非常に美しかった!!!
空のシーンは神々しいと言ってもいいくらい。
音楽も静かでピッタリ。
大道芸人らしく、衣装も素敵だし、ユーモアたっぷり。
そしてとてもスマートな身のこなし。
もうもう見とれてしまった!

延々と本人や仲間たちのインタビューが続くけど、
それも全然嫌じゃなかった。
本人だけがアメリカで成功して、
裏方の友人たちは強制送還ってのも理不尽な話で、
友情にヒビが入ったにもかかわらず、
友人たちは当時のことを本当に誇りに思っているのが感じられた。
複雑だねぇー。

当のフィリップ・プティは何だかノー天気おじさんに見えたよ。
でも、今は無きワールド・トレード・センターのてっぺんで、
命がけのノーギャラ大道芸。
映画ならよくあるアクションだけど、特撮じゃないんだから!
ものすっごい大事件。 一躍ヒーローだよ。

こんなことが突然近所で起こったら、きっと幸せな気分になっちゃう。
お年寄りは「ナンマンダブ…」と唱えるか。
空を見上げて、みんな笑顔になるね。
それもこれも、落ちなければの話だけど…。

贅沢をいえば、綱渡りシーンを全部リピートして観たかった。
いくら観てもあきないと思うの。

【あらすじ】
(象のロケット『マン・オン・ワイヤー』より引用)
1974年、ニューヨークのワールド・トレード・センター。 そのツインタワーを綱渡りで渡ろうとするフランスの大道芸人がいた。 彼の名はフィリップ・プティ。 高さ411m・地上110階という巨大な2つの建物の間にワイヤーを渡してその上を歩くのだ。 命綱はない。 命がけの大道芸は果たして成功するのか…? 当時の映像を多く使用して製作された実話ドキュメンタリー。

posted by ミカ at 21:34| Comment(0) | TrackBack(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月07日

『ウルトラミラクルラブストーリー』観た感想

★★ 「ウルトラミラクルラブストーリー」

全部青森の方言で、字幕なしである。
字幕なしのアメリカ映画を見ているような、
何となくニュアンスはわかるけど、おいてけぼりの感覚…。
大阪弁は市民権得てるけど、東北弁は訳わかんないよー。

アタシ、地方が舞台の作品は方言で語られるのが本当だと思う。
よく2時間ドラマで地方の人が全部標準語だったりしてるけど、
それはとーっても不自然だもの。

だから、言葉はご当地の言葉にして、字幕を付けて欲しいの。
その方がいろんな方言を覚えられて、ウレシイ。
俳優さんは大変だろうけど。
下手でもいいのよ、努力してれば。

この作品はその面に限っては画期的な作品で、
東北地方の方々にとっても喜ばしいことだと思う。
それに、とんでもなく豪華キャストなのだ(どーして?)。
松山ケンイチに、そりゃー期待するわさ。

しかし、ストーリーは破綻している。
松山ケンイチは個人的に良いだけであって、
この作品全体のイメージは全く上がらない。

現代農業への批判も多少はあるのかなと最初期待したけど、
そんな精神は全く感じられない。
農薬のシーンはあまりにひどすぎて、席を立ちたくなった。
子どもを絡めてるとこも許せん!
そう、ちょっと怒ってしまったんだ、アタシ。

良かったのは、幼稚園のドキュメンタリーのようなシーンだけ。

ぶっ飛んでるけど、コメディーでもファンタジーでも、
ましてや、ラブストーリーでもない。
きっと笑うシーンなんだろうけど、笑えなかったり、
毒の多い、意地悪な映画に思えてしまった。

アタシには愛が伝わってこなかったよ。
後味の悪い作品だった…。

【あらすじ】
(象のロケット『ウルトラミラクルラブストーリー』より引用)
祖母の指導で農業をはじめたばかりのハチャメチャな青年・陽人(ようじん)は、幼稚園で働く保育士・町子に恋をする。 町子は、ここ青森でカミサマと呼ばれる占い師に相談をするため東京からやって来たのだ。 町子の気持ちや彼女にまつわる噂にもお構いなく、毎日猛アタックをかける陽人だったが、ある日、心身に変化が起こり始める…。 ラブ・ファンタジー。
posted by ミカ at 00:53| Comment(0) | TrackBack(5) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月06日

『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』観た感想

★★「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」

ギョエェェー! すごーい!

テレビで美しい男たちの映画…って宣伝しまくりだからさ、
内容にあんまり期待はしてなかったけど、
ストーリーがたいしたことなくても、
見た目はそれなりに楽しませてくれるのかと思ってた。

されど、でもー、想定外の作品だった!
見るに堪えないシーンの連続なのだ!!!
このビミョー感はすごい!

これはオトコの映画だよ。男性専用。

こんなの女の子が見たらどーなるんでしょーよ???
アタシみたいな繊細な女性は、少なくとも食後は見ない方がいいよ。
キムタクの顔…CGだと思うけど、正視できないシーンあり。

キムタクって、テレビでも映画でもいっつも同じキムタク。
あの、「いわゆる自然体の語り口」が鼻について、
どうにも好きになれないんだけど、
この作品では、メチャメチャな扱いをされてて、
台詞も英語だから、今までで一番「マトモ」なキムタクだった。

海外の監督はキムタクだろうが、情け容赦ないね。
少なくともキムタクに関しては今までで最も「自然体」の演技。

あと、イカレた連続殺人犯の芸術作品がエグかった!
もう、これってスゴ過ぎ!

結局ストーリーは訳わかんない。
キムタクってキリスト?
金粉まみれって聖人か?
奉仕の精神の聖者には見えない。

主役はジョシュ・ハートネットだけど、
この人物の描写もまだるっこしい。
探偵に見えないんですけど…。

イ・ビョンホンは、ヤクザにしちゃ、甘すぎ。
女で目の色変えるな!

愛人役が監督の奥さんだっていうけど、
全然魅力的に見えなかった…。

「ノルウェイの森」の監督らしいから、期待されちゃったよねー。
でも、この映画はこうなっちゃったけど、
このぶっ飛んだ才能で、きっと、ずっと、
「ノルウェイの森」は期待できるかも???

【あらすじ】
(象のロケット『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』より引用)
過去のトラウマに怯える元刑事の探偵クラインは、行方不明の青年シタオの捜索のためLAからフィリピン、香港へと飛ぶ。 知人の香港警察メンジーが目の敵にしているマフィアの重鎮ス・ドンポの愛人リリは、拉致され気を失っているところをシタオに助けられる。 シタオは他人の痛みを引き受けるという不思議な力を持っていた…。 サスペンス。 PG-12

posted by ミカ at 23:51| Comment(2) | TrackBack(3) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ガマの油』を観た感想

★★★ 『ガマの油』

世界の役所広司が監督した作品。
日本中が期待してるのかも…。
極めて日本的な映画だと思う。
なんてったって「ガマの油」は日本のモンだしね。
なんか、インドにもいそうだけど…。
あ、あれはヘビだった!

女連れのガマの油売りのおじさんが、
仏壇を大切にとか、大切なことを少年に熱く語るんだけど、
この少年って、株屋のお父さんなのかしら。

益岡徹の油売りは単独なら素晴らしいけど、
やたら登場する油売りおじさんが別世界の人過ぎて、
本筋のストーリーの流れを邪魔してたような気がする。
あんまりファンタジーっぽく見えないのだ。

とはいえ、本筋のストーリーは良かった。

少年院を出た男の子が荒削りだけどいい子で好感持てた。
この少年は、拓也のこと一生忘れないだろう。

役所広司と小林聡美が、息子の思い出を語るシーンは、
2人が泣いていないからこそ、泣けた。
観客が泣くシーンって、こうじゃなきゃ!って思った。
登場人物が泣いていて、もらい泣きする映画はたくさんだ。
これはさすがだと恐れ入った。

息子:拓也の彼女:光がおおらかに弾けてて、
彼女はとっても元気よく頑張っていたんだけど、
この女の子が、どー見ても瑛太とは不釣り合いだった。

ひとりひとりはとってもいいのに、
集まるとどういうワケか、ちぐはぐな印象を受けた。

役所監督の次回作に期待したい。

【あらすじ】
(象のロケット『ガマの油』より引用)
大学生の拓也は友人のサブローが少年院から出所するのを迎えに行く途中で交通事故に遭い入院。 拓也の父・拓郎は、拓也の携帯にかかってきた、恋人・光からの電話に出てしまい、思わず拓也のふりをして話をしてしまう。 その後も光は何の疑いもなく、無邪気に電話をかけてくるのだが…。 ヒューマン・ドラマ。
 
posted by ミカ at 21:30| Comment(0) | TrackBack(3) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

『ターミネーター4』試写会で観た感想

★★★★★ 6/1 @中野サンプラザ

「ダークナイト」がメチャメチャすごかったクリスチャン・ベイルが主役と聞いて、
期待度5つ星で胸膨らませて出かけたよ。

鑑賞した感想は、確かに5つ星だと思う。それは間違いないけど、
あまりに自分の中での期待が高すぎたから、ちょっとマイナスもありかな。

前作ターミネーター3では、気弱でショボかったジョン・コナーが、
急にこんな堂々とした戦士に成長するとはとても思えない。

これは、クリスチャン・ベイルが悪いんじゃなくて、
前回のキャスティングがイマイチだったんじゃ。
ショボい少年が成長する話ではあったにせよだよ。

今回ジョンは、その堂々たるカリスマ性で全抵抗軍の心を鷲づかみにした。
みんなを説得する彼の演説はよかったよ。
生れながらの伝説のリーダーって貫録があった。

でも、彼の上に頭の固い上官がいっぱいいて、
その立場関係がよく分かんなかった。

食糧や水をどうやって調達するのか、謎だ〜。
その辺、興味あるな〜。

ジョン・コナーの妻は凡庸な美人で印象に残らなかった。
妻役は前作3の女優の方がよかった気がする。
サラ・コナー的な強さに欠けるよ。

人間の味方なのか機械の味方なのか、よくわからないマーカス。
彼がもう一人の主役だった。
彼の恋物語は、もっと発展させて欲しかった。
彼がこの世界へ来た経緯をもっと詳しく知りたかったな。

カイル・リース役が次世代スターのアントン・イェルチン。
初々しい戦士役で好感持てた。

あと、一緒にいたちっちゃな女の子が可愛くて、
この子がカイルの恋人に成長したら面白いのにと思った。
でも、カイルの恋人はサラ・コナーになるんだよな。

アタシの頭じゃ、ジョンとカイルの時間関係って理解できない。
カイルは過去へ行って、サラ・コナーと出来ちゃうんだよね。
そしたら、ジョンって遺伝子的には2人存在するんじゃないの?
もう一人の父親って存在しないのかしらん?
うぅ〜、卵が先か、鶏が先か、
メビウスの輪になっちゃいそー。
誰か説明してくださいな。

音楽にはちょっとガックリ。
結局最後まで、お馴染みの名曲の全演奏は聴けなかった。
ところどころ、ダダッダダダン、っていうのだけは流れるけど、
来るぞ、来るぞ、と思わせといて、結局来なかった!
全部聴きたいよー。何でー?

そう、それで、そのダダッダダダダンで、
シュワちゃんのターミネーターが登場するんだけど、一瞬で消えた。
何だったんだ、あれは?
せっかく出たんなら、ちゃんと活躍しろよな。

ターミネーターで一番面白かったのは2だった。
今回の4は3よりは面白いけど、2には負けるね。
次回はまた数年先?
もっと早く観たいなー。

文句は多くなっちゃったけど、面白かった。
でも、正直なところ、『スタートレック』の方がもっと面白かった。

クリスチャン・ベイルに期待しすぎたかな。
でも、次回も彼が主役でいいと思う。
もう少しユーモアも入れて欲しかった。
人類の未来かかかってる大決戦で、大変なのはわかるけどサ。


【あらすじ】
(象のロケット『ターミネーター4』より引用)
2018年。 人類滅亡を狙う機械軍(スカイネット)が起こした核戦争<審判の日>から10年。 抵抗軍のリーダー、ジョン・コナーは、自分の父親となる今は少年のカイル・リースの命をスカイネットが狙っていることを知る。 ジョンはカイルと行動を共にしていたという正体不明の男マーカスと出会い、彼と共にスカイネットの心臓部への侵入を決意するが…。 傑作SFアクション第4弾。

posted by ミカ at 17:24| Comment(0) | TrackBack(14) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月01日

チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ

★★★ 「スラムドッグ$ミリオネア」はボリウッド映画じゃないけど、インドが舞台だし、
この流れで、正統派のボリウッドも観なくちゃね、と思ったの。
あんまり期待はしてなかったけど、ダンスに興味あったし。

冗漫なゆるーい流れで、このままラストまで行くのかと思ったら、
時計を何度も見たくなった。 長い〜!!!
単純でわかりやすい善悪と、先の見えるストーリー。
でも、我慢して観ていたら、何となく流れに乗れたっていうか、
バカバカしい場面に結構笑えたの。

主役のオッサンもヒロインの美女も、きっとインドじゃ大スターなんだろう。
スターの輝きが、確かにあった。特に美女オーラ強し!

お師匠さんがなぜあんなに強いのか?
料理人はみんな強いの?
このオジサン、貫録あったよ。

せっかく料理人なんだから、もっと料理のシーンも観たかった。
インド料理、中国料理も見たい。

途中のダンスがいやはや笑っちゃう。
慣れたら、これはこれでイケちゃうのかしらん?

ラストまでやっとこぎつけて、めでたしめでたし…。
ところが、これは続編作るって感じの「締め」だった。
もういいよー。

デートじゃなくて、年長者と行くといいかも。
お義父さんとか喜んでくれそうだ。
帰りにインド料理ご馳走してもらえたら、ラッキー!

あ、忘れてたけど、インドから中国へ行くお話で、
中国のワルがなぜかヘンな日本人。
きっと、違いがわかってないんだろうね。
インドから見たら同じイエロー人だし。


【あらすじ】
(象のロケット『チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ』より引用)
インド・デリーの繁華街チャンドニー・チョークの料理人シドゥは、中国から来た二人組から、自分が中国の英雄の生まれ変わりだと言われその気になってしまう。 彼らは村を支配している残忍なギャング北条を、シドゥなら倒せると思い込んでいた。 そんなことまでは聞いていないシドゥは、喜び勇んで中国へ旅立つのだが…。  ボリウッド版マサラ・カンフー・アドベンチャー。

posted by ミカ at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
記事に関係のあるトラックバックは大歓迎です!
表示されるまでに1〜2日かかることがあります。ごめんなさい。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。